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操作方法 Googleカレンダーとの同期のルールと制限事項

eセールスマネージャーのスケジュールとGoogleカレンダーの予定はデータの仕様が一部異なるため、以下の反映のルールおよび制限があります。

全体にかかわるルール・制限事項

  • Googleカレンダーのタスク、eセールスマネージャーのToDoは同期対象外です。
  • eセールスマネージャーとGoogleカレンダーの同じスケジュールを更新した場合、更新日時が新しい変更内容ですべての項目が上書きされます。
  • eセールスマネージャーとGoogleカレンダーで件名(タイトル)・開始/終了日時がすべて同じスケジュールを同時に登録した場合、同一のスケジュールとみなします。
  • 表示順序は同期の対象外となるため、eセールスマネージャーとGoogleカレンダーで表示順序が異なる場合があります。
  • ご利用のGoogle Workspaceアカウント外から招待されたスケジュールについて、eセールスマネージャーに同期されたスケジュールを変更しても、Googleカレンダー側には反映されません。

Googleカレンダーの「予約枠」の同期

Googleカレンダーの予約枠は同期対象外となります。
ただし、予約枠にゲストを追加した場合、そのゲストが同期対象社員であれば、そのゲストのみ通常スケジュールとしてeセールスマネージャーに反映されます。
これはGoogleカレンダー側の制限によるもので、今後Google社が動作変更を行った場合は、予約枠に関する動作が大幅に変更される可能性があります。
また、予約枠にゲストを追加した場合の動作は以下のとおりです。

  • 社員A・社員B・社員Cが同期対象の場合
    社員Aが予約枠を登録、社員B・社員Cをゲストに追加して同期した場合は、社員A(予約枠の所有者)を除く社員・社員Cに通常スケジュールとして反映されます。
  • eセールスマネージャー上で社員Bまたは社員Cに反映されたスケジュールを変更した場合
    社員Bと社員Cの予約枠のみ更新され、社員A(予約枠の所有者)の予約枠は更新されません。更新のルールや制限事項はそのほかのスケジュールと変わりません。
    ただし、社員A(予約枠の所有者)を参加者に加えた場合は異なる動作となります。
  • eセールスマネージャー上で社員Bまたは社員Cに反映されたスケジュールで社員A(予約枠の所有者)を参加者に増やした場合
    新しい予定としてGoogleカレンダーに反映されます。以降eセールスマネージャー側で変更を行うと、新しく作成したGoogleカレンダーのスケジュールが変更されます。
    また、この状態でGoogleカレンダーの予約枠を変更した場合は、新しく社員B・社員Cに通常スケジュールが反映されます。

eセールスマネージャーからGoogleカレンダーへの同期

反映ルール

eセールスマネージャーの項目 Googleカレンダーの項目 説明
件名 タイトル そのまま反映されます。
スケジュール種別 (該当項目なし) 同期対象外です。
タイプ(通常、終日、定例) 終日、繰り返し
  • 通常・終日スケジュールはそのまま反映されます。
  • 定例スケジュールは、Googleカレンダーに「通常スケジュール」として登録されます。
案件名 タイトル 案件を選択している場合は、「件名(顧客名/案件名)」のタイトルでGoogleカレンダーに反映されます。(例:ミーティング(株式会社○○/一般対応))
eセールスマネージャーでスケジュールを登録して同期し、さらにGoogleカレンダーでタイトルを変更して、eセールスマネージャーに同期させた場合、 Googleカレンダーの「(株式会社△△/一般対応)」の部分の変更がそのままeセールスマネージャーの件名として反映されます。ただし、eセールスマネージャーに登録されている顧客情報と案件名は保持されます。
例:
1. eセールスマネージャーで登録
ミーティング(株式会社○○/一般対応)
2. Googleカレンダーに反映後、タイトルを変更
ミーティング(株式会社△△/一般対応)
3. eセールスマネージャーと同期
ミーティング(株式会社△△/一般対応)(株式会社○○/一般対応)
開始/終了日時 開始/終了日時 そのまま反映されます。
住所 場所 eセールスマネジャーの住所と建物名が、Googleカレンダーの場所の欄に反映されます。
当日面談者 (該当項目なし) 同期対象外です。
参加者 ゲスト eセールスマネージャーにGoogleアカウントの情報が登録されている社員のみをゲストとして反映します。
施設予約 (該当項目なし) 同期対象外です。
詳細内容 説明 そのまま反映されます。
非公開(チェックボックス) プライバシー 非公開にチェックを付けた場合は、限定公開として登録・更新を行います。
他のユーザが変更/削除可(チェックボックス) ゲストの権限>予定を変更する(チェックボックス) そのまま反映されます。
その他のゲストの権限については反映されません。
登録日 (該当項目なし) 同期で作成された日時になります。
登録者 作成者 eセールスマネージャーの登録者は、Googleカレンダーの作成者に反映されません。
eセールスマネージャーのシステム管理者で同期時に設定したGoogleアカウントが作成者になります。
更新日 (該当項目なし) 同期によりスケジュールが更新された日時になります。
更新者 (該当項目なし) 同期対象外です。

制限事項

  • スケジュール権限設定、顧客権限設定、案件権限設定は反映されません。
    例えば、スケジュール参照権限がない社員を参加者に追加した場合、該当の社員はeセールスマネージャー上でスケジュールを参照/変更できません。ただし、同期によりGoogleカレンダーにスケジュールが反映されると、Googleカレンダー上でスケジュールの参照/変更が可能になります。また、Googleカレンダーに反映されたスケジュールを変更/削除した場合、その内容はeセールスマネージャーに反映されます。
  • eセールスマネージャーから同期されたスケジュールを開いた場合、変更していない状態でも[予定が保持されていません。]の警告メッセージが表示されます。

Googleカレンダーからeセールスマネージャーへの同期

反映ルール

Googleカレンダーの項目 eセールスマネージャーの項目 説明
タイトル 件名 そのまま反映されます。
Googleカレンダーで件名なしの予定を登録した場合は、eセールスマネージャーのシステム管理者が設定した件名が反映されます。
eセールスマネージャーでスケジュールを登録して同期し、さらにGoogleカレンダーでタイトルを変更して、eセールスマネージャーに同期させた場合、 Googleカレンダーの「(株式会社△△/一般対応)」の部分の変更がそのままeセールスマネージャーの件名として反映されます。ただし、eセールスマネージャーに登録されている顧客情報と案件名は保持されます。
例:
1. eセールスマネージャーで登録
ミーティング(株式会社○○/一般対応)
2. Googleカレンダーに反映後、件名を変更
ミーティング(株式会社△△/一般対応)
3. eセールスマネージャーと同期
ミーティング(株式会社△△/一般対応)(株式会社○○/一般対応)
終日、繰り返し タイプ(通常、終日、定例)
  • 通常スケジュールおよび 1日限りの終日スケジュールはそのまま反映されます。
  • 複数日にまたがる終日スケジュールは、eセールスマネージャーでは複数日にまたがる通常スケジュールとして反映されます。
  • 繰り返しスケジュールは、eセールスマネージャーでは通常スケジュールとして反映されます。
  • 繰り返し設定が無期限のスケジュールは、eセールスマネージャーに同期対象期間の範囲で通常スケジュールとして登録されます。
    例えば、同期対象期間が過去7日から3年後の場合、無期限のスケジュールは過去7日から 3年後の期間内で登録されます。
  • 繰り返しスケジュールを[以降の予定][全ての予定]で変更した場合、eセールスマネージャーの該当スケジュールは再作成されます。
    その際に、案件などのeセールスマネージャー固有の情報は以前のスケジュールから引き継がれず、空欄または同期のデフォルト値になります。
  • 同期の設定を行うと、Googleカレンダー上で繰り返しスケジュールを 一括削除する際に、個別に変更したスケジュールを選択して一括削除することができなくなります。また、個別に変更していないスケジュールを選択してスケジュールを一括削除すると、個別に変更したスケジュールを含めたすべての繰り返しスケジュールが削除されます。
開始/終了日時 開始/終了日時 そのまま反映されます。
  • eセールスマネージャーでは時刻を5分単位で登録するため、Googleカレンダーで1分単位で登録/変更した予定をeセールスマネージャー上で変更すると、5分単位に変更されます。その際、四捨五入ではなく切り捨てで変更されます。
  • Googleカレンダーで同じ開始時刻と終了時刻を指定した場合、eセールスマネージャー上では開始時刻に5分を加えた時刻が終了時刻になります。これは、eセールスマネージャーでは同時刻のスケジュールを許可していないためです。
場所 住所
  • Googleカレンダー上のスケジュールで「場所」が空欄、または建物名がeセールスマネージャーに登録されている内容と異なる場合は、「場所」の値をそのままeセールスマネージャーの住所欄に反映させ、建物名の欄が空欄に変更されます。この際、建物名は後方一致で判定されます。
  • Googleカレンダー上のスケジュールの「場所」がeセールスマネージャーの住所と異なる場合、eセールスマネージャーの郵便番号の欄を空欄にします。
ゲスト 参加者/共有者
  • eセールスマネージャーにGoogleアカウントの情報が登録されている社員のみを参加者として反映します。
  • ゲストに登録されている社員がスケジュールを削除したとき、Googleカレンダー上ではゲストに取り消し線が付きますが、eセールスマネージャーに同期した場合は参加者から削除されます。
  • 返答を「はい」や「いいえ」から「未定」に変更しても、eセールスマネージャーには反映されません。
説明 詳細内容 そのまま反映されます。
プライバシー 非公開(チェックボックス) 限定公開の場合は非公開として反映されます。
Googleカレンダーの予定が限定公開かつ外部公開の設定が「予定なし」の場合は、eセールスマネージャーに同期されません。
ゲストの権限>予定を変更する(チェックボックス) 他のユーザが変更/削除可(チェックボックス) そのまま反映されます。
その他のゲストの権限は反映されません。
作成者 登録者 そのまま反映されます。
ただし、作成者がeセールスマネージャーのアカウントとして登録されていない場合は、管理者が登録者として反映されます。
(該当項目なし) 案件 同期対象外です。eセールスマネージャーに登録された内容が維持されます。
ただし、通常スケジュールから繰り返しスケジュールに変更した場合や、繰り返しスケジュールを変更した場合は削除されます。
(該当項目なし) スケジュール種別 Googleカレンダー側で登録されたデータについては、eセールスマネージャーのシステム管理者が設定したスケジュール種別が反映されます。
通常スケジュールから繰り返しスケジュールに変更した場合や、繰り返しスケジュールを変更した場合はシステム管理者が設定したスケジュール種別に変更されます。
(該当項目なし) 当日面談者 同期対象外です。eセールスマネージャーに登録された内容が維持されます。
ただし、通常スケジュールから繰り返しスケジュールに変更した場合や、繰り返しスケジュールを変更した場合は削除されます。
(該当項目なし) 施設予約 同期対象外です。eセールスマネージャーに登録された内容が維持されます。
ただし、通常スケジュールから繰り返しスケジュールに変更した場合や、繰り返しスケジュールを変更した場合は削除されます。
(該当項目なし) 登録日 同期によりスケジュールが作成された日時になります。
(該当項目なし) 更新日 同期によりスケジュールが更新された日時になります。
(該当項目なし) 更新者 Googleカレンダーからeセールスマネージャーに反映された際は、必ず管理者が更新者として登録されます。

制限事項

  • Googleカレンダーのスケジュールの件名などが、eセールスマネージャーの文字数制限を超えた場合、超えた部分が削除されます。
  • Googleカレンダーから同期された スケジュールを[非公開]にするには、Googleカレンダーでプライバシーを[限定公開]として スケジュールを登録する必要があります。
    Googleカレンダーの[カレンダーの共有設定]で、[デフォルトの公開設定]の設定を[非公開]に設定している場合でも、プライバシーを[限定公開]に設定する必要があります。
  • Googleカレンダーの予定登録画面[説明を追加]欄で文字の装飾機能を使用した場合、eセールスマネージャー側では装飾機能に対応していないため、HTMLタグが併せて表示されます。