操作方法 按分型項目の追加

「案件」または「案件商品」シートに、按分型項目を追加します。

按分型項目を追加すると、按分先となる拡張シートが作成されます。按分元の「案件」または「案件商品」シートに設定されている按分対象項目/按分単位/按分方式、および按分期間(開始期間~終了期間)をもとに按分連携情報が作成され、按分先の拡張シートに自動で登録されます。

例えば、按分対象項目に金額を入力すると、任意の期間(月または年単位)で金額を按分/分割できます。

シートの項目の追加/変更/削除

  • 按分型項目を利用するには、別途拡張シートライセンスが必要です。

 

按分型項目は日付型項目を2つ利用します。登録するには日付型項目に空きが必要です。

  • 按分型項目は、「案件」および「案件商品」シートからのみ登録できます。
  • 按分型項目を設定する際に[活動の反映]で[する]を選択すると、「活動」および「活動商品」シートからも項目を変更できるようになります。

 

按分型項目を追加する

1. [シートの一覧と拡張]画面で「案件」または「案件商品」シートを選択します。
画面の見かた(シートの項目の編集_管理者)

2. [按分]をクリックするか、追加したい箇所にドラッグアンドドロップします。

[按分型項目登録]ウィンドウが表示されます。

3. 各項目を入力/設定します。

各項目の入力/設定方法

4. [新規登録]ボタンをクリックします。

[按分型項目登録]ウィンドウが閉じ、新しい按分型項目および按分型シートが追加されます。

按分型項目設定後の画面表示

5. 項目の変更画面で、[変更]ボタンをクリックします。

項目の追加が適用されます。

各項目の入力/設定方法

 

按分元・案件設定:項目名

シート上で按分元の開始期間/終了期間を入力する日付型項目の名称を入力します。

すでに使用されている項目名は入力できません。

按分元・案件設定:編集

[必須入力項目]にチェックを付けると、シート上では按分元の開始期間/終了期間を入力する項目名の右に入力必須を示す赤の※マークが付き、項目の背景がピンク色で表示されます。

開始期間/終了期間のどちらか一方のみを入力必須項目に設定することはできません。

按分元・案件設定:表示する業務タイプ

業務タイプごとに、按分元の開始期間/終了期間を入力する項目をシートに表示するかどうかを指定します。

業務タイプの登録/変更/削除

按分元・案件設定: 活動の反映

[する]を選択すると、登録した按分の開始期間/終了期間の[項目名]で「活動」シートの項目を登録し、その項目と関連付けを設定できます。

[編集]で[必須入力項目]にチェックを付けた場合は、「活動」シートでも入力必須項目となります。

  • [活動の反映]で[する]を選択すると、「活動」または「活動商品」シートに[按分]タイプの項目が追加されます。ここから、按分に関する設定を変更できます。
  • 「活動」シートの[按分]タイプの項目からは、営業プロセスごとに、按分型項目をシートに表示するかどうかを指定できます。[按分元・活動設定]の[表示する営業プロセス]で、[業務タイプ]から営業タイプを選択し、営業プロセスにチェックを付けます。
    進捗状況・活動内容の登録/変更/削除

按分元・案件設定:按分する対象項目

[選択]ボタンをクリックすると、[項目設定]ウィンドウが表示されます。 [項目設定]ウィンドウには、「案件」または「案件商品」シートの数値型/小数型の項目が表示されます。按分対象項目を選択して、[設定完了]ボタンをクリックします。

[項目設定]ウィンドウには、ほかの按分型項目で選択済みの数値型/小数型の項目は表示されません。

設定が完了すると、[按分する対象項目]の[選択]ボタンの上部に、指定した按分対象項目の名称が表示されます。

按分元・案件設定:按分単位

按分元のシートで設定した按分期間(開始期間~終了期間)を、どの単位で分割するかを選択します。

  • [年単位]:按分期間を、開始期間に設定した月末を起点、終了期間に設定した年末を終点にして、年単位で分割します。
  • [月単位]:按分期間を、開始期間に設定した月末を起点、終了期間に設定した月末を終点にして、月単位で分割します。

按分元・案件設定:按分方式

按分期間(開始期間~終了期間)と、[按分する対象項目]で選択した数値型/小数型の項目の値を、どの方式で按分するかを選択します。

  • [金額×期間]:[按分単位]で選択した単位で分割した按分期間で、[按分する対象項目]で選択した数値型/小数型の項目の値を乗じます。例えば、年額1200万円の場合は、100万円×12か月となります。
  • [金額÷期間]:[按分単位]で選択した単位で分割した按分期間で、[按分する対象項目]で選択した数値型/小数型の項目の値を割ります。割った余りの値は按分期間の末年/末月に寄せられます。例えば、年額1200万円の場合は、1200万円÷12か月となります。

按分先・拡張シート設定:シート名

按分先の拡張シート名を入力します。

按分元の「案件」または「案件商品」シートに設定されている按分対象項目/按分単位/按分方式、および按分期間(開始期間~終了期間)をもとに按分連携情報が作成され、按分先の拡張シートに自動で登録されます。

按分先・拡張シート設定:項目名

按分先の拡張シートで按分期間を表示する日付型項目の名称を入力します。

按分型項目設定後の画面表示

按分型項目を設定すると、システム管理者およびユーザーの各画面では、以下のように表示されます。

按分元シートの[案件項目の変更]画面

按分型項目の行が作成されます。

  • [項目名]は、[按分元・案件設定]の開始期間と終了期間の[項目名]をつなげた形式で表示されます。
  • [タイプ]は[按分]と表示されます。

[シートの一覧と拡張]画面

按分先の拡張シートが作成されます。

  • [シート名]には、[按分先・拡張シート設定]の[シート名]に入力した名称が表示されます。
  • [シートタイプ]は[按分]と表示されます。

按分先シートの[按分項目の変更]画面

按分先の拡張シートには、以下の項目が作成されます。

  • 按分期間を表示する日付型項目が作成されます。[項目名]には、[按分先・拡張シート設定]の[項目名]に入力した名称が表示されます。
  • [按分元・案件設定]の[按分する対象項目]で選択した数値型/小数型の項目と、同じ内容の項目が作成されます。

ユーザーの[案件変更]画面

[按分元・案件設定]の開始期間と終了期間の[項目名]が表示された、日付型項目が作成されます。

ユーザーの[案件詳細]画面

按分の情報が、[按分型項目登録]ウィンドウでの設定に応じた形式で表示されます。

  • 例1:[按分単位]が[年単位]、[按分方式]が[金額×期間]の場合

  • 例2:[按分単位]が[月単位]、[按分方式]が[金額÷期間]の場合