見積書のテンプレートファイルは、以下の記述ルールに従って作成します。テンプレートファイルにキーワードを指定すると、キーワードに該当する値をeセールスマネージャーから取得し、出力する見積書に反映できます。
作成したテンプレートファイルは、［ワークフローの設定］画面で登録して承認フローを設定します。
登録したテンプレートファイルと出力例
以下のようなテンプレートファイルを登録した場合、案件に登録されている案件名や受注（予定）金額などが見積書に反映されて出力されます。 
テンプレートファイルの仕様
- 見積書のテンプレートに設定できるファイルは、「xls形式」または「xlsx形式」のExcelファイルです。
- 見積書に値が反映されるのは、最初の1シートの横32×縦64のエリア内のみです。
- 押印画像は、指定した箇所から右下のセルまでの2×2の範囲に出力されます。
- 見積書のテンプレートファイルには、画像や図形を挿入しないでください。
- 見積書の各セルの書式は、テンプレートファイルの書式に従います。テンプレートファイルの作成時に、日付項目などが正しく表示されるように書式を設定してください。
- セル内の文字の配置は、セルの書式設定に従います。文字が入りきらない場合などは、出力結果に合わせたレイアウトでテンプレートファイルを作成する必要があります。
- 見積書テンプレートの一覧から承認結果のサンプルファイルをダウンロードした際に、使用した関数によっては再計算が行われない場合があります。その場合は、手動で再計算を行ってください。
（再計算方法例）
Excel 2010：F9キー
Excel 2013：F9キー
Excel 2016：F9キー
Excel 2019：F9キー
テンプレートファイルの記述ルール
- eセールスマネージャーの項目であることを特定するため、文字列の先頭に「[esm]」と入力します。
- キーワードを指定するには、「[esm][対象名][項目名]」の形式で入力します。
- [対象名]については、以下を参照してください。
| 対象名 | 説明 |
|---|---|
| [案件] | 案件であることを示します。 項目名に[連番] ※ と指定すると、見積書ごとに一意の連番を取得できます。 |
| [顧客] | 顧客であることを示します。 |
| [商品][n] | 案件商品情報項目であることを示します。 [n]には案件上の商品順序を指定します。 |
| [見積申請者] | 見積申請者の社員であることを示します。 項目名に[押印] ※ と指定すると、社員の押印画像を貼り付けられます。押印画像の登録／変更については、「 社員の登録／変更 」を参照してください。 |
| [見積承認者][n] ※ | 見積承認者の社員であることを示します。 [n]にはワークフロー上の承認順序を指定します。 項目名に[押印] ※ と指定すると、社員の押印画像を貼り付けられます。押印画像の登録／変更については、「 社員の登録／変更 」を参照してください。 項目日に[承認日] ※ と指定すると、見積承認者よる承認日を取得できます。 |
| [主担当者] | 案件の主担当者の社員であることを示します。 |
| [見積書] | 見積書であることを示します。 項目名に[申請日] ※ または[承認日] ※ と指定すると、見積書の申請日または承認日を取得できます。 [承認日]には、最後に承認された日が反映されます。 承認者が複数人の場合は、最終承認者が承認した日が反映されます。 |
※見積書には見積書承認後に反映されます。
- [項目名]には、指定した対象名ごとの項目名を指定します。反映対象に指定できるのは、セレクト型、チェックボックス型、数値型、小数型、日付型、文字型、文章型、演算型の各項目のみです。
- 顧客階層設定を使用している場合、「[esm][階層名][項目名]」「[esm][階層名][顧客][項目名]」のように階層名を使用して上位階層の顧客項目を取得できます。なお、項目名に[親顧客]と指定した場合は、指定した階層名の親階層の顧客名を示します。
- 主担当者の押印画像は見積書に反映できません。
- 項目名に「[」または「]」を含む名称を指定することはできません。
- 以下の項目は利用できません。
顧客：「顧客階層」、「顧客コンタクト先」
案件：「代理店」、「次回ToDo」、「次回スケジュール」、「社員グループ」、「編集グループ」、「案件コンタクト先」、「商品情報項目」
案件商品情報項目：「今期売上金額残」、「来期売上金額残」、「売上（予定）金額(合計)」、「売上開始(予定)年月」、「売上終了(予定)年月」、「売上(予定)金額(単月)」、「売上を入力する」
社員（見積申請者、見積承認者、主担当者）：「ロール」、「写真」、「他の担当者業務」、「ライセンスする製品」、「演算型項目」 - 以下の項目は値が数値（0または1）で出力されます。
顧客：「確認フラグ」、「上場フラグ」、「代理店フラグ」
案件：「顧客特別管理項目フラグ」
商品：「表示フラグ」